visumo 303A

IPO銘柄の第1回決算というのは、どう転ぶかわからない。ギャンブル要素のかなり高い投資です。あくまでこの記事では、筆者独自の分析を記載するもので、購入を推奨するものではございませんので、ご自身の判断で、売買ください。

上場からこれまでの状況

 IPO銘柄といえば、上場ゴールと言われるいわゆる上場後にひどい決算の会社も多くあります。そんな中で、今回2024年12月26日に上場し、好決算と予想されるvisumoを取り上げます。visumoは2024年3月期に売上高6億7,800万円、営業利益7,300万円で営業利益率が10%以上ある会社です。2024年12月26日に上場し、公募価格は770円、初値は1,036円でした。2025年1月7日にストップ高をつけ、翌日の3,110円の高値を付けてから、下落トレンドをたどり、トランプ関税のショックで、2025年4月7日に814円の安値を付けています。そこからじわじわと上がりだし、2025年5月2日に時点で、1,134円まで上昇しています。高値からかなり下落した後に、反発しており、決算期待から買われていると予想しています。

これまでの決算

2025年3月期第3四半期までの累計では、売上高6億1,231万円、営業利益7,600万円とすでに昨年並みの業績に達しています。会社が出している決算予想としては、8億2,100万円、営業利益7,600万円のため、営業利益は既に達成しており、残り四半期も単純計算でいくと6億÷3四半期=2億となり、こちらも達成されると予想できます。

好決算かどうかの分析

 筆者としましては、2025年3月期の決算は、会社予想よりかなり良いと予想します。理由としては下記です。
①ビジネスモデル
ストック売上が第2四半期までで82.1%であり、安定的な収入がある手堅いビジネスである。
②会社予想の前提条件
第2四半期までのアクティブ社数:649社を基に試算した売上高である。2025年3月18日時点で、累計導入数が900社を達成している。
③ARPUの上昇
第2四半期時点では、96,340円だったのに対して第3四半期では、103,914円に上昇
④第4四半期予想売上
900社×103,914円/月・社×3か月=280,567,800円
⑤2025年3月期最終決算予測
売上高:9億程度

懸念点

決算後の株価を予測するのは非常に難しいです。なぜなら、好決算を出しても株価が下がる可能性があるからです。今回のvisumoにおいては好決算だと容易に予測可能です。株価が上がるかどうかは、来季の予測によります。来季の予測としては、必ずしも良いものかどうかがわかりません、特にvisumoにおいては、アクティブ社数が急激に伸びたため、今後の成長が期待しにくいように思われます。そのため、7日もしくは8日に株価が大きく伸び、来季見通しが非開示、もしくは悪い場合、決算発表翌日に下落する可能性もあり得ます。決算発表までの株価次第のため、難しい局面です。また、PERで見た場合も割高であるため、浮動株が少ないとはいえ、ギャンブル要素も高いといえます。あくまでご自身の判断で売買ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました