下記はニュースのまとめです。チェックのみが私の個別意見です。
💰 金融市場と商品価格
- 金価格が2週間ぶりの安値に
米中貿易摩擦の緩和期待や中国の祝日により、金価格は2週間ぶりの安値となりました。 - 住宅ローン金利の低下
米国の住宅ローン金利は引き続き低下傾向にあり、住宅市場への影響が注目されています。
📅 今後の注目イベント
- 米国雇用統計の発表
本日、日本時間21時30分に4月の米国雇用統計が発表されます。 関税の影響が労働市場にどのように現れるかが注目されています。 - FOMC(連邦公開市場委員会)の開催
5月6日~7日にFOMCが開催されます。 トランプ政権の関税政策が金融政策に与える影響が議論される見込みです。
🇺🇸 米国市場の現状と見通し
1. 「米国ファースト」のオーラに陰り
トランプ政権の返り咲きにより期待された「米国ファースト」政策は、当初、米国株式やドルの上昇を促しましたが、現在ではその効果が薄れつつあります。Bloomberg.com
- 貿易戦争の激化やウクライナへの強硬姿勢、政府支出削減などが景気の軟化を招き、投資家のセンチメントを損なっています。 Bloomberg.com
- S&P500種株価指数は、史上最高値を記録してから1カ月もたたないうちに、他の地域との相対的なパフォーマンスが今世紀でも有数の悪い週となりました。 Bloomberg.com+1Bloomberg.com+1
2. 米国株離れの兆候
投資家の間で米国株から他地域への資金シフトが見られます。
- 欧州の政策改革や中国のテクノロジー企業の台頭が、米国の経済および市場の優位性に疑問を投げかけています。 Bloomberg.com
- JPモルガン・チェースのストラテジストは、米国株の不人気が続くことはないとしつつも、現在のシフトは進行する可能性があると述べています。 Bloomberg.com+1Bloomberg.com+1
3. 経済指標と政策の影響
米国経済の成長鈍化や政策の不確実性が市場に影響を与えています。Bloomberg.com
- ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によると、2025年のGDP成長率見通しは2%で、インフレ率は2.8%と予想されています。 Bloomberg.com
- 個人消費の弱さやインフレ加速への懸念が、株式市場の下落やドル安を招いています。 Bloomberg.com
AMAZON settlement of accounts
2025年5月1日に発表されたAmazonの2025年第1四半期決算は、予想を上回る好調な結果となりましたが、今後の見通しに対する慎重な姿勢が投資家の懸念を呼び、株価は時間外取引で下落しました。以下に主なポイントをまとめます。
📊 第1四半期の業績ハイライト
- 売上高:1,557億ドル(前年同期比+9%)
- 純利益:171億ドル(前年同期の104億ドルから増加)
- 1株当たり利益(EPS):1.59ドル(市場予想の1.36ドルを上回る)
- Amazon Web Services(AWS)売上:293億ドル(前年同期比+17%)
- 広告事業売上:前年同期比+19%
- 株価動向:決算発表後、時間外取引で約4%下落 。インベスターズ.com+2ガーディアン+2Investopedia+2
⚠️ 投資家の懸念材料
- 第2四半期の見通し:売上高は1,590億〜1,640億ドルと予想され、市場予想の中央値と一致するものの、営業利益の予想(130億〜175億ドル)は市場予想を下回りました 。
- 関税の影響:トランプ政権による中国製品への145%の関税が、Amazonの製品価格や供給に影響を及ぼす可能性があり、投資家の懸念材料となっています 。ガーディアン
- 為替の影響:米ドル高により、約21億ドルの売上減少が予想されており、国際的な事業展開に影響を与える可能性があります 。ファイナンシャルエクスプレス
🧠 CEOの見解と戦略
CEOのアンディ・ジャシー氏は、関税の影響について「Amazonの規模と多様な供給網により、他の小売業者よりも影響を受けにくい」と述べています。また、消費者需要は堅調であり、価格の安定を維持する方針を示しています 。The Verge
💡 今後の注目点
- AIとクラウドへの投資:Amazonは、生成AIやクラウドインフラへの投資を強化しており、データセンターの拡張やNvidia製チップの導入などを進めています 。AP News
- 広告事業の成長:広告収益が前年同期比19%増と好調であり、今後の収益源として注目されています 。
- 関税と為替の影響:関税政策や為替変動が業績に与える影響を引き続き注視する必要があります。
今後の見通しが良くても、関税の影響を受けると予想される場合、株価は下げるようですね。今回の決算は意味をなさないようです。日本株にも同じことが言えます。次回以降の決算見通しが余程良くないと株価は評価されずに下げる可能性が高いです。
📊 業績ハイライト
- 売上高:1,243億ドル(前年同期比+4%)
- 純利益:363億ドル(前年同期比+7%)
- 1株当たり利益(EPS):2.40ドル(前年同期の2.18ドルから増加)
- 粗利益率:46.9%(前年同期の45.9%から改善)Applecaptide.co
📱 製品別売上
- iPhone:691億ドル(前年同期比-1%)
- Mac:89億ドル(前年同期比+16%)
- iPad:81億ドル(前年同期比+15%)
- サービス部門:263億ドル(前年同期比+14%)
- ウェアラブル、ホーム、アクセサリ:117億ドル(前年同期比-2%)
🌍 地域別売上
- アメリカ大陸:526億ドル(前年同期比+4%)
- ヨーロッパ:339億ドル(前年同期比+11%)
- 日本:90億ドル(前年同期比+16%)
- アジア太平洋地域(中国を除く):103億ドル(前年同期比+1%)
- 中国本土:185億ドル(前年同期比-11%)
⚠️ 課題と見通し
- 中国市場の減速:中国市場では、現地ブランドとの競争激化や規制の影響により、売上が前年同期比で11%減少しました。
- 関税の影響:トランプ政権による新たな関税政策により、2025年第2四半期には約9億ドルの追加コストが発生する可能性があります。
- サプライチェーンの多様化:Appleは、インドでのiPhone生産を拡大し、アメリカ市場向けの大部分をインドから供給する計画を進めています。
💰 株主還元と財務戦略
- 自社株買い:Appleは、1,000億ドル規模の自社株買いプログラムを発表しました。
- 配当:四半期配当を0.25ドルから0.26ドルへと増配しました。
🔮 今後の展望
- 第2四半期の見通し:売上高は前年同期比で低〜中一桁台の成長、粗利益率は46.5%〜47.5%を見込んでいます。
- サービス部門の成長:サービス部門は、今後も二桁台前半の成長が期待されています。Investopedia+3AlphaSense+3LeverageSharesUS+3
Appleは、サービス部門の成長やサプライチェーンの多様化など、戦略的な取り組みにより堅調な業績を維持していますが、中国市場の減速や関税の影響など、引き続き注視が必要な要因も存在します。
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